2017年7月22日耐えられない様な暑さの中、大阪天王寺付近を会場に向かい「茄子フォーラム2017!」を大阪 一心寺会館で開催しました。食、流通、販売、生産各方面からエキスパート総勢50名の皆様にお集まりいただき大阪、新潟の茄子約20種類を食事勉強会という形で2時間茄子料理を食べながら、茄子の事を勉強しながらの何とも贅沢な会となりました。
今回の会のきっかけは2015年夏に大阪の森下先生、新潟県の土田氏の出会いから大阪と新潟には切っても切れない茄子の縁がある事が明確になり2016年9月に北野忠清が森下先生の紹介で新潟県の土田氏の元へ茄子の勉強のため行ったことから始まりました。
「日本全国で茄子がこれほどまでに種類が多く地域の歴史と密接な関係だったなんて」「もっと茄子の事が知りたくなりました!」・・・参加していただいた方のお声の一部です。
天王寺蕪の会事務局長 難波りんご氏 今回お忙しい中司会進行をしていただきました。「なんでもやるからいうてね~」とフォーラム開催前の準備から常にフォーラムが成功するように気を使ってくださり今回のフォーラム成功は難波氏のお陰と言っても過言ではありません。
小田切 文朗氏(新潟市農業活性化研究センター) 新潟県よりわざわざこのフォーラムの為に来阪してくださいました。
小田切先生のお話は非常にわかりやすく、新潟の茄子の歴史、茄子の特徴が手に取るようにわかるスピーチでした。
新潟県長岡市で昔ながらの在来なす(中島巾着なす、本当の梨なすなど)を生産されている土田氏 淡々とお話される中に内に秘めた熱い思いが溢れ出て来場者もそのスピーチに釘付けでした。今回も7月という茄子農家にとってマックスに忙しい時期にも関わらずわざわざ大阪までお越しいただき感謝しかありません。
森下正博氏 なにわ伝統野菜応援団長 今回のフォーラムを開催するきっかけを作って下さった方です。野菜の事ならなんでも知っている博士でもありなにわの伝統野菜の復活にとても熱心に取り組まれています。「なんかあったら全部責任とるから北野君がんばり。」と完全バックアップ体制を敷いてくださりフォーラム成功の縁の下の力持ちです。
小田切先生の説明中も森下先生は椅子に座って聞いていることはなく、来場者の方が今説明中の茄子がどの茄子かわかりやすいように常に配慮されている姿は本当に頭が下がる思いでした。
笹井良隆氏 (NPO法人浪速魚菜の会代表理事・大阪料理会代表) 今回のフォーラムの場所などを手配してくださり、縁の下でご尽力いただいた方です。北野農園の事も何十年来気にかけてくださり現北野農園代表の若い頃からお付き合いさせていただいております。
なにわ魚菜 色葉 佐野氏 今回茄子料理全般をプロデュースしていただき美味しい茄子フルコースを手掛けてくださいました。佐野氏は正真正銘プロの料理人でこのような会にも積極的に参加してくださり来場者の皆様に茄子の美味しさを存分にお伝えすることができました。
小田切先生自ら茄子の説明をされているシーンです。
北野農園の元従業員の八田さんです☆彼も料理がうまく今回佐野氏のサポート役として会を支えてくれました。
北野農園次期代表 北野忠清 まだまだこれから茄子を勉強し泉州だけでなく全国の美味しい茄子を探求していきたいという気持ちがわきました。
茄子フォーラム終了後も会場の時間が許す限り参加者の方の撮影会、意見交換会は続きました。来年も是非開催しますのでご興味ある方はご一報ください☆
フォーラムのあった次の日、泉州絹皮水なすの生みの親の藤原種苗藤原健三氏を北野家にお招きし、小田切先生、森下先生、土田氏らとともに泉州水なすの歴史、泉州タマネギの歴史をお話いただきました。真の目的は藤原氏、小田切先生、森下先生に一緒にお話しいただき相乗効果で色んな情報を教えて頂くことでした。皆さん博士レベルで第一線でご活躍されていただけあって内容が濃すぎて頭がパンクしそうでした。
その後フォーラムにも参加してくださった畠さんの圃場へ。泉州水なすの原種の一つ「馬場なす」生産の第一人者で少し耳が遠くなってしまったと言いながら熱心に説明してくださっていました。
今回の茄子フォーラムでは大阪の茄子と新潟の茄子のコラボレーションが実現しましたが、来年はもっとたくさんの地域とも交流できるような企画を考えてみたいと思います!!